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あれから数週間後
「みおさ~ん、いる?」
「はい?うみ先生…いますよ?」
台所に顔を出した
「みおさん、悪いけどこれから月影寺にコレ届けて欲しいんだけど…」
そう言って風呂敷包みを出す
「う、うみ先生…本気で私に行かせます?」
ちょっと引く私
「本気よ?だって今日私は、編集の人来るし、はつえさんお休みだし、おじいさま…どこだったかの遠征にお呼ばれだし…ほら、みおさんしかあまっている人いない」
そう言ってケラケラ笑ってる
「あー…はい…行きます、行きます」
あまり気乗りしないお使い
いや、気乗りしないじゃなくて
どう、顔をあわせていいかわからないが正解か…
そう思いながら電車に乗っていると
乗り過ごした!!
…なんで私、藤沢にいる?
戻らなきゃって思いながらホームに降りた
同じ電車に乗ってたらしき男性二人が
「次は、江の電だよ」
と、言ってるのが聞こえ
遠回りだけど私も江の電で北鎌倉へ向かう選択をした
うみ先生に乗り過ごし報告と江の電で北鎌倉へ向かう報告をし
電車に乗り込む
「けーくん!!海!!海!!」
イケメンな彼が海見て騒いでる
騒いでもイケメン…
騒ぐイケメン可愛い……羨ましい
「うん、海だな」
ひゃ~こっちのイケメンもなかなかカッコいい
また鼻血でそ………
「キラキラして綺麗だよね~」
「今、一番キラキラしているのまぁだろ?」
いやいや、多分貴方達が世界で一番キラキラしているはず
うん、それは絶対な…はず
彼らは、江ノ島で降りて行った
江ノ島かぁ~陽キャカップルだよね!?
『まぁ、日焼け止め塗らないと赤くなるぞ』
『赤くなるのは、けーくんのせいだよ』
とかしてんのかな~
くぅ~私の中の川平Jも出てくるよ~
私生活充実してそうだわ~
…なんてアホな事思っていたら北鎌倉に着いた
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