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あれから数週間後③
「翠~いるか~?」
あっ、副住職の流さんも来た
「あ、流。今、寺務所に『しょせいの』さんて方がいらっしゃっているみたいで」
「しょせいのさん?」
「僕は、誰だか思い浮かばなくて…流わかる?」
首を傾げた
〈くぅ~翠可愛らしい〉
流さんの川平Jも顔を出す
「う~ん、しょせいのなんて姓珍しいから覚えているはずだけど…
小森、どんな人だった?」
「えっと…身長小さめ、丸っこくって~」
「ん!?その人他に何か言ってなかったか?」
「え~っと、え~っと…東京のシホさんの使い?」
「あ"~翠!!わかった!!みおだ!みお!」
「え?みおさん?」
「ショセイノ じゃなくて書生のみお!!」
「あっ!凄い!!流石 流!!」
翠さんは、両手を叩いた
住職と副住職のやり取り聞いてて思った
「あの~ショセイって何ですか?」
「あっ…書生知らなかったか…」
「小森君、後で説明してあげるね。みおさんどこにいらっしゃる?」
「はい、寺務所の前でお待ちです」
住職が慌ててお迎えにあがった
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