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メアリー?
今年は、梅雨明けが早く7月なのに早々猛暑日が訪れてしまったとある日からコレは、始まっていた
「みおさ~ん、みおさんいらっしゃる?」
「は~い、うみ先生~いますよ~」
うみ先生が居間付近から呼んでいる
「どうしました?何かありました?特売並びます?」
「特売じゃなくて、特報!!」
うみ先生目がお蝶○人か○ャンディキャ○ディかって位キラキラしている
「えっと…何が…?」
「今ね、月影寺の翠と電話していたんだけど」
「ど?」
「張矢兄弟に洋に薙、滝沢親子に瑞樹ちゃん、それと小坊主くんとか、か…」
「菅野くん?」
「そうそう菅野くん!!そして瑞樹ちゃんの弟夫婦で大山のキャンプ場に行くんですって!!」
「へーまた凄いメンバーですね。キャンプ場がどよめきそうですね」
「そうなのよ!そのどよめき、きらめき見たくない?」
「見たいに決まっておりますが…流石について行くのはご法度ですよ。皆さんのプライベートですよ」
「そうなの!で、考えました。内緒で見守る!」
「はい?いや、うみ先生それバレたらまずくないですか?」
「はい、バレたらまずいです。特に私とみおさん」
「ですよね~って!特に?先生!!何するつもりですか!?犯罪紛いは全力で止めますよ!?」
ちょっと焦って止める
「あ、今ね、自分のページに書いてみたの。で、ほら、見て読者様、皆チラ見したいみたいなのよ。俗に言う壁になる?」
ちょ、うみ先生…
もう「ログハウス壁ツアー」とか書いちゃって…
「先生、自分のPC持ってきます!!」
鼻息荒く自分の部屋に取りに行く
居間の座卓で作戦会議
「うみ先生、確認です。場所とかわかっているんですか?」
真面目に聞いてみた
「それは大丈夫。翠、何の疑問も持たず『滝沢さんプロデュースのキャンプ場で特に力を入れた区画がログハウス』ってのは聞き出したから」
「流石っすね~私には、出来ない芸当」
「あ、けど、これが流だと無理だったと思うわ」
わかる気がする
私には、絶対無理
流さん私の事舎弟扱いだから絶対口割らないし
「あ、で、壁ツアーする気ならログハウス空きあるんですか?」
「今ね、返事待ちなの」
「はやっ、仕事早いですね」
「私、失敗しないので!!」
━ピコン━
「みおさん!やったわ!ログハウス二棟取れた!!希望者全員来て頂ける」
うみ先生ルンルン気分になっている
「うみ先生…彼らの近くに取れてますかね?」
「うん、多分平気なはず。子供大丈夫か聞かれたから『皆、子供大好き女子団体です』って書いておいたわ」
「抜かり無いっすね」
「さ、皆さん来れるかしら?」
「皆さん意地でも来ますよ」
「うふふ、お夕飯どうしましょ」
「いや、うみ先生…楽しそうですが悲報です。私達壁になるんですよね?」
「そうね」
「私達バレちゃマズイんですよね」
「そうね」
「私達は、BBQは出来ません」
「え?何で?」
「私達、庭でキャーキャーして平気ですか?」
「!!あっ…じゃあ、あっ!カレーは?カレー!!」
「香りに釣られて芽生くんとか薙君来ませんか?」
「来るかも…えっ…どうしましょう」
「それに何か作って居ると作る係りになった人、目が離れる時間あるので…誰も1分1秒逃さない調理!!レトルトカレー持参にしましょう」
「みおさん!!」
「はい?」
「貪欲だわ~」
「それ、褒め言葉じゃないですよ?」
「ふふふ、気にしない、気にしない。では、参加者募集しま~す。ポチっとな」
こうして夜に「ログハウス壁ツアー」の募集をして始まったメンバー募集
どなたと会えるかな~
たのしみ♡
そう思いながら床についた
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