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メアリーが混乱
お昼ちょっと前
お館様からの差し入れサンドイッチを
二棟に持っていく
「このサンドイッチは、うみ先生のおじいさまからの差し入れで~す。あと、ここピザ窯がちょっと離れた所にあるので今大きいピザを四枚やいてますから~」
いまだ、対象者来ないので窓を開け叫んで喋る
「あ、ちなみに無線機ですが私が持っているのは親機。親機で喋るとスイッチが入るので皆さんからの声が聞こえるようになります」
━なるほど~━
無線機からと普通に聞こえて来た
ピザ焼き隊が熱々のピザを持って帰ってきた
本当なら庭先で皆でワイワイして食べたいが
いつ、対象者が来るかわからないから表には出られない
皆でピザやサンドイッチを食べながら
推しの話で盛り上がる
━星withみお━
「ねぇねぇ、みおさんって瑞樹君と会った事あるんですよね?」
そう聞かれたので
「はい、ありますよ」
「どんな人だった?」
「ん~、可憐で儚げな印象でしたが喋ってみると気さくで可愛い人でした」
「「「キャー」」」
「みおさん瑞樹君とどんな話したの?」
「え…えーっと…最近は…あっ、黒子の話を」
「「「キャー!!」」」
「それって、うみさんのに書いてあるアレ?」
「あ、はい…」
「話だけで鼻血吹く…」
「カハッ…我を踏みつけ越えて行け…」
「イヤイヤイヤ、皆戻って来て!!今夜の方が絶対凄いから!!」
「「「そ、そうかしら?」」」
皆元気になった
━月withうみ先生━
「じゃあ、食べましょ」
「うみさん、すみません」
「ん?」
「ピザとかサンドイッチ…」
「あ、気にしないでください。おじいさまこう言うの大好きなんです。剣道の大会とか段位認定の時とか差し入れ好きで好きで、自宅でピザなんて食べないし『ピザ窯』あるの知ったら持って行けって」
思い出し笑いのように笑った
「あの~うみさん。うみさん、月影寺の人達と交流始めて長いんですかよね?」
「そうね、長いお付き合いしてるわね。なんせ薙がまだよちよちの頃、我が家で竹刀振り回して遊んでたし」
「「よちよち~♪」」
黄色い声が飛ぶ
「薙、可愛かったわよ」
「あ、うみさん、翠さんとか流さんとかで可愛らしいなってエピソードありますか?」
「ん~あっ、最近ならデパートで私と流がお茶してたら急に『うちの暇人がすみませんね』って言いながら
『これは僕のです』って顔をしたのが可愛かったわよ」
「「「「きゃ━━━」」」」
盛り上がりも最高潮
皆で話が盛り上がっていた時
インターフォンが鳴る
「やだーみおさん律儀にチャイム押してるし~」
うみ先生は、他人行儀過ぎって言いたいらしい
皆は、ゲラゲラ笑ってる
「あ、うみさん、私出ますよ。座っててください」
玄関に一番近い読者さんが立つ
読者さんが私だと思いながら笑いながら扉を開ける
「はーい、律儀にチャイムっ……」
言葉を失った
「「━━っ…」」
一人は扉のノブを握り締め鍵をかける
もうひと方は、中に入って腰抜かしながら
「う、うみさん、大変!!私、多分宗吾さんかと思う人と目が合いました」
え?え━━━━━━━━━━!!
━後書き━
これで本編と繋がりましたよね?
宗吾さんに目をギラつかせた女性
張矢推しの皆さんだとは…😁
今後の展開は、うみ先生が更新して私が読んでからになりますので
二~三話遅くなります
ご了承くださいm(_ _)m
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