黄色い声のメアリー達

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黄色い声のメアリー達

カンカンカン・カンカンカン 「なんか音…します?」 「あっ、みおさん、宗吾さん達テント借りて来て今から設営するみたいですよ」 窓際に居たメアリーが答える チラリと窓の外を見ると 宗吾さんと流さんがテントを担いで設営する所に1つずつ置いている ペグの音か~ 『うみ先生~そちらからは、流さんがメインで見えます?』 無線を飛ばしてみた 「ええ、流が二人用かしら?二つ目のテント作り始めているわ、そちらは?」 『宗吾さんが大きめのテント作り始めてますが…芽生くんといっくんがお手伝いしたいらしくちょっと宗吾さんイラつき気味になってます』 「「「「キャー!!エンジェルズの相手しにいきた~い」」」」 窓際のトッ…じゃなくてメアリーが声にならない声を出してる 『薙くんも加わりました。あっ、瑞樹ちゃんと洋くんが子供達連れ出すみたいです』 「イヤー壁って辛い~」 どなたかの独り言が皆の共感になる 「本当に、よく色々な書き込みとか見て『壁になりたい』とか『空気になりたい』とか言うコメントあって私もなりたい!って思ってたけど…壁ってハードル高い…無理…近くに行きたい」 皆がウンウン頷く そうこうしているうちに 流さんが二つ目のテントを張り終えた 『流さん流石っすね』 無線で飛ばしたらうみ先生が 「流は、学生の頃バックパッカーって言うのかしら?必要最低限の荷物とテント持って色々行ったらしいわよ?あら?詳しく聞いてないわ~今度聞いてみますね」 「「「「是非!!」」」」 月からも星からも声が飛んだ瞬間… 流さんが上着を脱いだ 『えっ』「えっ」 うみ先生と私が驚いた声を出した瞬間 「「「「「キャー」」」」」 窓際のメアリー達の黄色い歓声 流さん…上着の下 裸体でした 裸!! 山○清画伯が裸の大将って呼ばれてたけど 画伯は、ランニングシャツ着てたはず 月影寺の流画伯は……… 上半身裸体ですよ!裸体!! 窓際のメアリー達は、物凄い窓に張り付いてます これ、前から見たら トーテムポールじゃないか!?って位綺麗に並んでいる 「流様の背筋ヤバい…」 「胸筋も凄い…」 「脱いだら…いや、脱いでも凄い」 「ダメ~アレだけでやられた」 「鼻血出そう」 「いっイク~」 メアリー達は、大混乱をおこしてる 『うみ先生…流さん生ける凶器ですね。こちらは狂喜になってます』 「みおさん、こちらも狂喜よ。いや、けど流の身体極めてるわね~。知り合いに漫画家さんがいるから一度書いて頂きたいわ」 うみ先生の笑い声と共にメアリーに 流さん旋風が巻き起こっているのを知らないで 流さんは、きっと翠さんに喜んでもらおうと必死にテントを張っているのだろうな と、思いながら興味無さげに流さんの裸体見入ったみおでした いや、ほら、流さんだけど 筋肉の付き方やっぱり目が離せなくなるんですよ ね、ね?メアリー
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