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生唾メアリー
裸体とパンツを晒しながら流さんは、瑞樹ちゃんに肩を組み小さいログハウスに向かう
その後ろを宗吾さんが追いかけてる
『くっ、うみ先生!!星からは、見辛くてどうなっているかわからないです』
月のログハウスに居る人達の
実況を聞きたい
「流は、宗吾さんと瑞樹ちゃんからかっているようよ。あの顔は…からかってますね。」
メアリー達は口々に
「けど、別のカップル見るのも新鮮」
「流さんと瑞樹君だと瑞樹君流されっばなしになってベッドから起き上がれないかもね~」
「「「あ~ね~」」」
「え…じゃあ、もしもそのカップルだったら翠さんの横に並ぶのは誰?」
メアリーの時が止まる
流さん以外?
「え…宗吾さん……ぽくないですよね」
━ウンウン━
「あっ、じゃあ、洋くんと♡」
「それ、なんかありかも。手が届かない麗しのカッポー♡」
「「「キャー」」」
「誰か~♡」
「お布施、お布施させて下さい」
「課金?課金タイム!?」
そんなバカな話を星でしていたら
「みおさん!翠が!ハサミちらつかせてる」
━え?刃物沙汰!?━
物騒過ぎるし、翠さんが…まさか
「テント作りの件は、偉かったね。けど、真っ昼間だし両隣のログハウスには女性ばかりなんだから」
月のメアリー達は、硬直する
「うみさん…あの翠さん…静かですが怒っておりますよね?」
うみ先生に同意を求める月メアリー達
「そうね、翠って一番年上だからって事もあるけど…やっぱり見せたく無いのよね~好きな男の裸」
うみ先生は、目は外でメモをガンガンとっているらしい
月の部屋からの実況は、段々うみ先生の速記並みの早いメモが話題になっていた
「はやっ」
「あ~笑顔でメモ!!」
月メアリー「生メモ」を見て喜んでいるようだ
『で、うみ先生、流さん無事ですか?』
「無事よ~やっぱり着るみたいな事になったみたい」
まあ、それが正解ですね
だって……
誰が、どこで、どういう風に見てるか
わからないんですよ
私達メアリー…
一歩間違えたら犯罪紛い…かもしれない境界線ギリギリの覗き……
いや、メアリー体験をしてるんです
ざ、座禅と一緒ですよね?
ね?メアリー
そんな事をしてたら丈さんもテント設営に参加するらしい
丈さんかふと笑ったと月のメアリーから言われた
え?丈さん笑う?洋くん居ないのに笑うんだ?
「キャー宗吾さんと筋肉の比べっこしているみたいで宗吾さん項垂れました!!」
「えー丈さんってそんなに筋肉あるの!?」
「知らな~い」
「「「みたーい♡」」」
部屋からの角度が悪くどうなってるか見えない
「宗吾さんばっかり見えて」
「嬉しいけど……」
「「「邪魔~」」」
人間何度も見ているより見慣れてない方が見たくなる
…チラリズムってヤツですかね?
「翠と瑞樹ちゃんどこか行くみたい」
窓に皆で張り付くと翠さんと瑞樹ちゃんが虫かご持って森に入るらしい
ログハウスの前を通り過ぎる
メアリー達は、涙目、口を押さえ
しまいには合掌して見送るメアリーもいる
うん、尊い
皆で見えなくなるまで見送っていたら
瑞樹ちゃんが振り返り手を振った
多分、宗吾さんにだと皆思っているが
メアリー達は、見えないけど必死に手がちぎれる程見えない窓際から手を振り返した
もう、メアリー達の身体の火照りは止まらない
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