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電池切れ
私達は、いっくん親子を眺めてる
「なんかさ、潤君見てると『あの潤がぁ~』って気分になるのよね~」
「わかる!何か親戚でもないけど親戚目線になりません?」
「「「なるなる!!」」」
思わず皆、思っている事は同じだったらしい
ピザ教室は、いっくん小さいからやる事よくわかって居なくて
ぴしゃっ、ぴしゃっ言ってて可愛い
新米若パパもいっくんにメロメロパンチ食らってるし
潤親子は、初々しいね~
そんな中…
「あ………」
「あれ…」
「ああ、あれは…」
小さい子特有の電池切れモード
「じ、潤君…」
「いっくん頭グラグラ…」
「潤、気が付いてるかな…」
「「「付いてないみたい」」」
潤君は、具材切りでいっくんの頭が揺れてるの気が付かない
ああ、いっくん自ら踏み台降りて
芝生の上で寝はじめた
潤君
「そこで寝ちゃダメ」
って騒いでる
「ああ、やっぱりまだ潤君、子供が急に電池が切れるの知らなかったか~」
「芽生くんは、体力ついてきた頃に知り合ってるからあんなに急に寝ないもんね」
皆で顔を見合わせて笑った
「潤親子は、これからも笑わせてもらえそうですね」
「「「楽しみね~」」」
あたふたしてる潤君見るのは新鮮だった
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