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クンクンクンクン
「もう、本当にイロエロ凄いです」
「わかる…イロエロ疲れしてきた」
「も~、皆さんイロエロって何!?」
うみ先生が笑いながら聞いてる
「もう、イロイロなエロです。略して……」
「「「イロエロ~」」」
メアリー達が壊れかけてる気がしなくもない
「うみ先生~ご飯はOKです!!カレーどこで温めます?」
「もう、薄暗くなるし…庭で温めましょうか」
「承知!!じゃあ、火起こししますか……このままじゃバレますよね。帽子とネックゲーターして…よし、行きます!!」
外で火起こしを始めた
火がつくとログハウスから寸胴を持ち、水を入れ始めた
中でうみ先生が
「ご自分の名前書いて入れてね~」
って油性ペン出してた
「なんか凄いですね」
「ええ、この前色々なカレーの話聞いていたじゃない。
海軍カレーとか潜水艦カレーとかどちらも海軍だから間違っちゃう気がして」
「ああ、なるほど」
「まだ、それならいいけど甘口しか食べられないひとが辛口と間違っちゃうと…ね」
「それは、地獄ですね」
「ね、そうすると誰かさんに蜂蜜借りなきゃでしょ」
「うみ先生、それは…なかなか出来ませんよ。昭和の隣近所じゃないですし…流石にキャンプに蜂蜜なんて…
もしも、もしも有ったら皆で『うみおカンゲキ!!』って特徴あるピースサインほっぺた叩いて投げちゃいましょうか!?」
流石にあり得ない事にメアリー一同で爆笑した
メアリー達持参のレトルトカレーを寸胴に入れる
さて、火の番をしようとしたら…
「げ!瑞樹ちゃんとエンジェルズが散歩に出るみたい!!」
私は慌ててログハウスの中に入る
「ごめん!!瑞樹ちゃんとエンジェルズが散歩に出るみたい!!外代わって!!」
話を聞いてエンジェルズ見たさのメアリー数名が
「「「任せて!!」」」
と外に出たが流石にガン見は出来ない
「あ、そう言えばさ、潜水艦カレーって知ってる?」
「え?海軍カレーじゃなくて?」
「海軍カレーの流れを汲んでいるらしいの。スパイスが効いてて海軍カレーより味が深いみたい」
「知ってる!!なんかネットでジワジワ来ているみたいよ」
「あ、私食べた!!好きよ潜水艦カレー美味しいよ」
「へー食べたい」
そんな話をしながら三人を待ったが来ない
来ないからカレーの話で盛り上がってしまった
あれ?一体エンジェルズはどこに行った?
見失ってガックリ……
あっ、けど向こうのテントからカレーの匂いがする
「向こう…カレーもBBQもするみたいね」
クンクン
「本当~」
「ね、この香り…本格的じゃない?」
「うん、ちょっと裏から見てくる」
「私も行く」
メアリー二名まさかの覗き見行為
「ね、ね…何か白衣着てる人居ない?」
「丈…さん?」
「丈さんが白衣着て調合していると自ら処方箋の薬、調合している感じに見えない?」
危なく笑いそうになる
クンクンクンクンクンクン
「「間違いないね」」
「うみ先生~うみ先生~」
「どうしました?」
「おとなりのテント丈さんがスパイス調合したカレー食べます!」
「無茶苦茶いい香りですよ」
見てきたメアリー興奮し過ぎ
「え、丈が?スパイス調合して作るカレー作ってるの!?流じゃなくて!?やるわね。次は月影寺でご馳走にならなきゃ」
「「「お供必要なら是非!!」」」
メアリー声が揃ってて気持ちがいい返事が聞こえた
「皆さ~ん、お米炊けました~カレー引き上げて~」
「窓閉めると怪しさ満点になりますから芝生でもどうぞ~。窓開けないと光も通さないから勘のいい流と宗吾さん怪しむからとりあえず窓開けてろうそくの火で食べましょ」
いくつか缶詰を持ってきたので缶を洗い
その中に持ってきたロウソクを置いた
ロウソクは、うみ先生のお宅の仏壇から拝借した短いロウソク
しかし、辺りが暗くなりつつあるキャンプ場
仏壇のロウソクだって
缶詰の缶だって
なんだか素敵なキャンプに早変わり
薄暗い炎の中で見るイケメンズと
カレーの味は忘れられない
夏の思い出になりそうだ
━あとがき━
こんばんは
この話を書いていたらカレーが食べたくて仕方がないみおです
さて、お話の中に
ネックゲーターって単語に何じゃこりゃ?と思った方いらっしゃいます?
私、知らなかった単語なので追記
マラソンランナーとかウォーキングしている方で
このご時世マスク外したいけど…気になるかと思います
元々は、首が焼けないようにするモノみたいです
冬場のネックウォーマーの夏バージョンでマスクのように口を覆えるモノと思っていただけるとわかりやすかな
いや~
メアリー楽しいわ~♪
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