147人が本棚に入れています
本棚に追加
/257ページ
もちろん
年も明けて早半月
うみ先生のご自宅の電話が鳴る
締め切りまだ先だから
編集さんじゃないし…
お館様?
こんな中途半端な時間にかけて来ないよな~
あっ
うみ先生に出させちゃった
「あら、どーも
え?ええ、ええ、
わっ!良いの?はい、はい
わかりました~」
物凄い楽しそうに電話を切った
「みおさ~ん」
「はい?」
「週末どんど焼き行きましょう!」
「どんど焼き…ですか?」
「そう、どんど焼き
取材も兼ねるわよ!!」
…うみ先生の意気込みが凄い
今年初の取材ですから気合い入りますよね
「うみ先生、どんど焼きどこまで取材行くのですか?」
行き先を聞いた
「鎌倉よ」
「え、鎌倉でどんど焼きしている
お寺さんとか左義長って言うんでしたっけ?あるんですか」
思わずきいてしまう
どんど焼き広い田んぼとか畑がある地区で
行われる火祭りみたいなものかと思っていたからだ
「月影寺でするんですって」
「え?いや、そりゃ近隣に民家は無さそうですけど…」
「あ、流が色々許可取ってるんだって。毎年家族だけでしてたけど
今年滝沢家も呼ぼうかって話で
私達もお呼ばれしたわ。みおさんい」
「はいっっっっ!勿論、行きます、行きます!!連れてってください!」
私は、前のめりでうみ先生にお願いをした
あれ?
うみ先生の取材って…どれを取材?
最初のコメントを投稿しよう!