もちろん

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もちろん

年も明けて早半月 うみ先生のご自宅の電話が鳴る 締め切りまだ先だから 編集さんじゃないし… お館様? こんな中途半端な時間にかけて来ないよな~ あっ うみ先生に出させちゃった 「あら、どーも え?ええ、ええ、 わっ!良いの?はい、はい わかりました~」 物凄い楽しそうに電話を切った 「みおさ~ん」 「はい?」 「週末どんど焼き行きましょう!」 「どんど焼き…ですか?」 「そう、どんど焼き 取材も兼ねるわよ!!」 …うみ先生の意気込みが凄い 今年初の取材ですから気合い入りますよね 「うみ先生、どんど焼きどこまで取材行くのですか?」 行き先を聞いた 「鎌倉よ」 「え、鎌倉でどんど焼きしている お寺さんとか左義長(さぎちょう)って言うんでしたっけ?あるんですか」 思わずきいてしまう どんど焼き広い田んぼとか畑がある地区で 行われる火祭りみたいなものかと思っていたからだ 「月影寺でするんですって」 「え?いや、そりゃ近隣に民家は無さそうですけど…」 「あ、流が色々許可取ってるんだって。毎年家族だけでしてたけど 今年滝沢家も呼ぼうかって話で 私達もお呼ばれしたわ。みおさんい」 「はいっっっっ!勿論、行きます、行きます!!連れてってください!」 私は、前のめりでうみ先生にお願いをした あれ? うみ先生の取材って…どれを取材?
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