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「うみ先生~晴れましたね~」
「晴れましたね」
「絶好のどんど焼き日和」
「そうね。みおさん差し入れ持ちました?」
「はい。車に積みました!!」
「では、混まないうちに行きますか」
こうして私とうみ先生は、差し入れを車に積み一路月影寺のある鎌倉へ向かう
月影寺では、事前準備がようやく終わった
「流、ご苦労様。これで準備は万全?」
後ろから声をかけられ振り返る
「ああ、これで準備は終わったが…
翠、今日一日乗り切れるように」
人差し指で自分の唇をトントンと叩いてみせた
「流、そ、それは…」
吃る翠が可愛らしく見える
「ほら、早くしないと邪魔者来るから…な?」
ニコリ微笑みながら再度人差し指を唇にトントンと叩いてみせる
「も~流は…ちょっとだよ…」
そう言って翠は、俺の唇に口付けをしパッと離れそうな所
翠の腰を寄せ後頭部に手を添え
俺の舌を翠の口腔内へ侵入させた
翠は、まさか朝からそんな深い口付けをされるとは思わなかったのか
びっくりした目と
気持ち良いことに反応と
これから仲間が来るのにと言う気持ちが入り乱れた顔になり
滅多にお目にかかれない顔を見せてくれた
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