とあるメアリーの休日

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とあるメアリーの休日

━ちょっととあるメアリー覗いて見ます━ 「はぁぁぁぁぁぁ~暇!!」 お正月も過ぎて15日ではなくなった成人式も過ぎたし… 「私の時は、まだ15日だったな… いやだわ、いやだわ 自分が錆び付いて行く感じだわ」 リビングの真ん中に大の字になりながら 一人で呟く………そして…… 「はぁ~」 ため息 これを朝から何度も繰り返していた ━リンドンリンドン━ スマートフォンから通知音 やること無いから直ぐ確認 「あ~…メアリーグループの一斉送信? そう言えば夏楽しかったな~」 リビングに何と無く正座をしてから確認をする ━メアリーグループ━ 急なお知らせ失礼します 本日ナウですが 月影寺で焼き芋配ります こもりんと流さんが芋包み 翠さんがお経唱えた芋を 今、焼いてます 良かったら芋取りにいらしてください PS 流さんメアリー勘づいてます おとなしく笑顔でしらばっくれて 卯年なのでウサギっぽく 可愛らしく受け取ってください お待ちしてます みお 「はい?え?何?」 スマートフォンを太ももの上に置いて 両手でほっぺをパンパンと叩く 私の解釈がおかしくなければ ・焼き芋あげるよ ・月影寺においで ・翠さんと流さんと小森君もいる えっと…落ち着け…落ち着け… えっと…コーヒー入れて… ってそんな事してる場合じゃなくて!! 月影寺どこだっけ!? あれ、ほら、あそこだよ、あそこ!! いや、あれ?どこだ? あそこは、あそこなのよ!! あ"~こんな事してる場合じゃないのよ!! 化粧!!化粧しなきゃ それと………服!服はどうしよう って焼き芋って言ってるのに派手なワンピースとかは… 無いよね そんなの着ていたらきっと白い目で見られちゃうよね 月影寺階段上がったりするから チノパンで行こう うん、それがいいね 頭の中で会話をしながら慌てて支度した 実は、夏メアリーに行ったメンツは 特殊な訓練を重ねている 空気になったり 壁になったり ターゲットの近くで普通に生活をしたりして街に放たれている それが私達「特殊部隊メアリー」 移動も短時間で出来る秘密ルートを持っている そんな事を考えながら支度をしていると グループの通知音が鳴り止まない ・見た?行くよね? ・勿論 ・東北から飛ぶ ・北陸今年雪深くて扉あるかな? ・沖縄から向かいます! ・今回一番遠い参加じゃない?気をつけて いや~ 飛び交う飛び交う 近隣の人が ・バターとアイス持っていく ・ 私も持ちます!! ・あ、じゃあ、私北鎌倉の指定ゴミ袋持つ ・流石!! ・それは気が付かなかった!! ・神がいた!! 皆、支度大丈夫なの? 私まだ顔出来てないよ…… もしかしたら私、沖縄から来るって言った人より遅いかもだ
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