春雷・春風

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新学期の疲れからか 芽生は、早々寝てしまった 芽生が渡してきた手紙に 小学校の年間予定表と 学年便りには、今月の予定が細かく書いてあり 自分達のスケジュール帳と 自宅カレンダーを持ち 瑞樹と予定を確認中 スマホの電話が鳴る 「宗吾?母さんよ」 「え、何かありました?」 こんな時間に母から電話なんて珍しくて 素頓狂な声が出た 「ゴールデンウィークの話なんだけど…」 ゴールデンウィーク芽生大丈夫か?と言う心配の電話だった 「宗吾さん、お母さん何か?」 「ああ、ゴールデンウィーク芽生大丈夫かと聞いてきた」 「俺は、カレンダー通りだが 瑞樹はどうだ?」 「僕も今の所その予定です…… あっ、宗吾さん……まずいです」 芽生が瑞樹に渡した学年便りと 学級便りをよく読んだ 「宗吾さん、4月の土曜日に参観日と土曜授業がありますよ」 「え?それは、どこかに振替日が来てる?」 「ゴールデンウィークの平日二日間に当てはめられてます」 「芽生は何連休だよ…」 「九連休ですね」 「小学生バンザイだな…」 「僕、有給休暇取りますよ?」 瑞樹のありがたい申し出 「いや、母さんの所にお世話になろう 母さんも大丈夫か?って電話くれたし 少し甘えよう」 「ふふ、そうですね。 宗吾さんが子離れして行く第一歩見ている気がします」 いや…今日俺の息子は、むしろ立ち上がって離れない そんな邪悪な突っ込みは、口にはしなかったが 引き寄せキスをした… 「やっ、宗吾さん…なんでですか!? どこにこんなになる話しました?」 瑞樹が顔を赤らめてる 「アハハハ、内緒だよ。内緒。 よし、瑞樹 ゴールデンウィーク芽生居ないし 新婚ごっこしような」 笑顔でわらいかけた 「ちょ……宗吾さん…恥ずかしいですから」 軽くリップ音をさせながら 唇に耳朶にキスを落として行く 「愛しているぞ、瑞樹」 口の中を犯すように舌を入れ 瑞樹を舐めとる 「ひゃぁ…今日…ダメで…すぅ~」 「瑞樹 本当に駄目?」 瑞樹のトロトロになっている目を見つめながら囁く 「もぅ……意地悪… 明日もある…から…一回だけなら…」 よし! 行くぞ!!息子よ!! 瑞樹のパジャマを脱がし 俺も早々脱いだ 瑞樹が体制を変える時 俺の息子に当たった 「え…宗吾さん? なんだか…今日すごぃ……」 俺は、ニヤッと笑い 「今日は、一段と瑞樹が欲しいからな」 耳元で囁くと 何かのスイッチを入れてしまったのか どこを触っても涙目になり 淫らな瑞樹を久々に見た
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