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「さささ、瑞樹
お着替えしようか?」
「え?宗吾さん…
いや、僕一人で着られますっ」
宗吾さんの口角が一際上がった
「そうか!着てくれるか!!」
あっ……しまった
僕、着ますなんて言ってなかった!!
「嬉しいなぁ~瑞樹~」
もうお断りする雰囲気ではない
宗吾さんのこの笑顔に弱いの
わかってて僕に笑顔振り撒く宗吾さんも……
キライじゃない
ああ、僕も毒されてるな…
「わ、わかりました
着ますから……部屋出てください」
「え?着せてあげるよ?着方わからないでしょ?」
「だっ、大丈夫ですっっっ」
僕は、多分真っ赤になってる
宗吾さんを押し出すように寝室から出した
「も~何でこんな事になったんだろう…」
僕は、セクシー下着を広げながら大きくため息をついた
「そ、宗吾さん……」
寝室の扉を少し開け目元だけ覗かせて声をかけた
「ん?瑞樹、どうだ?着れたか?」
「あっあっ…多分あっていると思うのですが…」
「どれ?見るから出ておいで?」
宗吾さんは、手を伸ばしてくれた
「あっ、あまり見ないでください」
僕は、フリフリのメイドコスチュームに
頭にメイドさんのフリフリがある横に何故か猫耳まで付いているカチューシャも着けた姿で出る
「カワイイ!!瑞樹~可愛い、可愛いよ、猫耳メイド可愛いな~」
僕を頭から足の先まで舐め回すように見る
「宗吾さん…恥ずかしいです」
「瑞樹、この中は?」
僕のスカートをピロッと捲る
「あっ、いやっ!下着の面積おかしいんです
この下着!!」
面積の問題だけじゃないけど
変な事を口走ってしまう
「あ"~!!み~ず~き~ぃ~
好きだ!!好きだ!!大好きだぁ~」
そう言いながら僕を抱えて
深いキスをしてくる
苦しいのに気持ちがよくなる
宗吾さんの両手が僕の身体を這うように上下に行き来している
いつもの宗吾さんなのに
いつもの宗吾さんじゃない
ちょっと荒々しい宗吾さんが
いつもの瑞樹なのに
いつもの瑞樹じゃない
瑞樹が宗吾さんを迎える
キスだけでトロトロにされてる
口の中が気持ちがいい
指が耳や鎖骨を撫でる
「きもちいぃ…」
「気持ちがいいか?
今日は、いっぱい言葉にしてくれ
俺に聞かせてくれ
な、瑞樹」
耳元で囁くように言われ
僕の腰から耳元まで這い上がる
ゾクゾクは、更に敏感になって行くのがわかると同時に
僕の中で宗吾さんがいっぱいになる
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