春雷・春風

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「さ、瑞樹ベッドにいくよ」 そう言うと宗吾さんは、僕を抱き上げた 「宗吾さん!!僕、歩けますよ」 お姫様のように抱えられて歩き出された 「瑞樹、今日は誰も居ないから普段出来ない事をするよ」 優しく甘く言われ僕も応える 「はい、そうくん」 そう言って首に腕を回し 僕からキスをした 「っっっんっ!!みーくん!! 俺をどうしたいんだ!!」 息が荒くなる宗吾さんに僕は、笑顔になる ベッドの上に落とされ シーツの波が身体に絡み付く 「うわぁ」 ちょっと荒々しく落とされ 宗吾さんを見る 「僕の可愛いメイドの瑞樹 足にキスさせてくれ」 そう言って僕の右足の甲からキスを落として行く 両足の爪先からどんどん上に上がってくる あっ、あの本と同じ事をしている… とってもとっても恥ずかしい 僕は、膝を離さないようにキスを受けるが 宗吾さんは、それを逆手に取り 両足を持ち上げ 太ももの裏を舐め回す 「あっ、ちょっ…宗吾さ…」 「瑞樹メイドちゃん、ご主人様って言ってくれないのぉ~?」 僕は、恥ずかしくて言えない 「ほら、瑞樹メイドちゃん、ダメ~?」 眉を下げた宗吾さんは、こんな時じゃないと見ない顔 その顔されたら… 言うしかないじゃないか… 「ご…しゅ…じん…さ…まぁ」 宗吾さんの悪い笑顔が見えた気がした 「ああ、瑞樹、瑞樹、可愛い瑞樹が悪いんだ」 そう言って寝ている僕の腰を掴み尻を持ち上げられた 何故か僕の股間辺りに宗吾さんの顔があり 生地面積の比率のおかしい 下着の上からキスをしたり 舐め回されたりして 非日常が気持ちいい もう、何も考えられない 気持ちいい 「あっん、ごしゅじんさま~ 僕気持ちいいっ、いいの」 「ん?どこが気持ちいい?」 薄い生地の上から形をなぞられビクビクしてしまう 「そっ、そこぉ~」 「そこ?どこだろう?」 宗吾さんの意地悪が続く 「宗吾さんの大きな手が僕を気持ちよくしてくれるのぉ~」 僕の腰が勝手にガクガク揺れ出す 「んっ、瑞樹は、良い子だね 一度イクかい?」 意地悪く問いかけて来る 「いやぁ~ごしゅじんさまぁ もう、欲しいの 入れて、入れて、ごしゅじんさまぁ~」 「んっ、わかったよ エッチなメイドさんに入れてあげるから ちょっと待ってね」 そう言って後ろを向いている その隙に僕は普段はしない事を 言われる前にした 「さ、エッチなメイド……」 喋りながら振り返って声を詰まらせた宗吾さんの目の前の僕は お尻だけ高く上げた四つん這いをし 顔をお尻の方に向けて 「ごしゅじんさまぁ~来て~」 って言ったら 宗吾さんは固まっているのに 宗吾さんの股間は、物凄く持ち上がったのと 左手に持っていたローションのチューブを握り潰しダラダラ垂れているのが 僕から見えた 僕は、無事に朝を迎えられるのか心配になった
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