好きな✕✕

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好きな✕✕

今日は、6月21日水曜日 ラジオのスイッチを入れ周波数を 428に合わせると聞こえて来る音楽 ♪ミュージック♪ ー愛がすべてー 「皆さん、はじまりました 「好きな✕✕」司会のみおです 今日のお客様は、中学校卒業15の春に 月影寺の小坊主として入門された 小森風太さんです。 皆さん、大きな拍手でお迎えください」 「は。初めまして…」 「小森さん…他人行儀なので『こもりん』とお呼びしても?」 「はいっ、こもりんがいいです」 「では、こもりん 今日は、こもりんが好きな物を紹介していただきたいのですが…」 「好きなもの紹介していいんですか?」 「はい、好きに紹介してください」 「えっと、僕はあんこが大好きです そして、利きあんこが完璧に出きるようになりたいです だから全国行脚するのが夢です」 「利きあんこ…ですか…」 「はいっっっ、月影寺に近い場所にある甘味屋さんのあんこだったら 当てられます!!」 「利きあんこが出来るようになったのはいつ頃からなのですか?」 「菅野君とお付き合いするようになってからです!! 菅野君色々なお店に連れて行ってくれるんです」 「菅野君とのデートは甘味処が多いんですか?」 「多い?あんこ屋さんには必ず行きますよ?」 「菅野君も食べているんですか?」 「はいっっっ一緒に食べます。 大好きな物を大好きな人と食べる しあわせですぅ」 「………こもりんお幸せそうで何よりです」 「いえ、まだしあわせではありません」 「まだ…ですか?」 「はい、僕は、あんこの聖地あんこ博物館に行ってみたいです!!」 「あんこ博物館…ですか?」 「はい!あんこ博物館あると聞いたので行ってみたいです その時には、正装でお伺いしたいですね」 「正装ですか?タキシード? あ、仏様に使えていらっしゃるから… 小豆色の袈裟ですかね? あ、けど袈裟の色は、決まり事があるんでしたっけ?」 「いえ、袈裟でもタキシードでもないです!! 小豆に入れば小豆になれと諺があるように 僕が小豆になります!!」 「はい?諺?小豆になる?」 「はい、何れ流師匠に小豆の帽子を作ってもらいたいです」 「……こもりん、それコスプレじゃ?」 「あっ、英語で言うとコスプレって言うんですか? 日本語だと正装ですよね」 「…それはどなたから伺いました?」 「流師匠が教えてくれました」 「あ~ソウデスカ……」 「菅野君と正装してあずき博物館に伺い 館長さんとお写真撮りたいです 僕の夢です」 「壮大な夢ですね…」 「あっ、後は菅野君とあんこパフェを あーんしたいですっっ」 「あーん…デスカ?」 「はい、食べさせ合いしたいナ あっ、いや、ボク言っちゃいました~ 流師匠~言っちゃいました~」 「こもりん、先程から流師匠と言う方がだいぶ出てきておりますが…」 「はい、流師匠は僕を大人にしてくれる師匠なんです」 「大人にしてくれる?」 「はい、わからない事があると何でもちゃんと答えてくれる人です 僕は、お付き合いが良くわからなかったから 聞いたりしたんですよ」 「お付き合いの仕方をですか?」 「はい、デートしたりとか色々です」 「なるほど?」 「流師匠は、愛の伝道師なんですよ!」 「伝道師…ですか?」 「はい、菅野君とどうしたら一線………」 「うわぁ~うわぁ~うわぁ~ お話が盛り上がって来ましたが お名残惜しいのですが今日はこの辺で こもりん、ありがとうございました 司会は、みおでした また、次回お楽しみに 提供は、あなたの安全守る のびのびラッテクと 潤いうるうる乾かないチューブが お送りしました」 ♪ミュージック♪ ームーンライト セレナーデー あっぶね~ あっぶね~ こもりん何言う気だった!? 一線越える?って言う気だった? も~本当に怖いわ~ ラジオ放送なのにぃ~ も~ ヨツバ放送潰す気!?
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