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11月11日って何の日?
「今日は、11月11日ですって~うみ先生」
あ、こんにちは
みおです
皆さん知ってました?
今日は、ポッ○ーの日なんですって
おまけに今日は土曜日……
いたる所にいるんですよ……
カッポーが……
「ふふふ、みおさん。荒れてます?」
「いや、うみ先生…これを荒れずにやり過ごす力欲しいです!!」
そう、ここは繁華街
○ッキーのイベントをしていて
ごった返している
「夕飯の買い物に出たのに
男女の生態を見るとは……」
「ほら、これも取材って事で…ね」
「うみ先生スゲーポジティブ」
うぉ~~~~~~~~
盛り上がっている方を見ると
カップルが舞台上でポッキ○ゲームしている
「う、うみ先生…ここは毒が撒かれたので早く帰りましょう…」
「なんじゃ、みお…邪魔な所で死ぬな」
お館様に危なく蹴り上げられそう
「あ~すみません…何だか今日の街中は
陽キャばかりでテンション上がりまくりで
下がりまくりの陰キャ憂鬱な日です」
「……日本語か?」
「おじいさま、みおさん生活に充実している方々を
沢山目にして疲れてしまいましたの
ほら、今日は11月11日ですから」
「ん?今日は何かの日か?」
「あっ、おじいさま。ほら」
うみ先生は、夕方のニュース番組から流れて来る
今日の街の様子を指差す
「なんじゃ、みおもしたかったのか!!
ワシとするか!?ゲーム」
そう言って生ハムが巻いてあるグリッシーニを咥えたお館様が振り返る
「ち~が~う~!!
ゲームがしたい訳でも無くて
彼氏も欲しい訳じゃない
静かな毎日を返して~」
そう言って今日が終わるのであった
今は、午後三時
「お兄ちゃん!!
今日、ポッ○ー食べる日なんだって!」
そう言って芽生くんは、僕の口の前に
細長いピンク色のお菓子を差し出してくれた
「え?芽生くん…もらっていいの?」
「うん、お兄ちゃんと仲良く分けっこしたいん
だ」
「め…芽生くん」
僕は、胸がキュンとした
僕が口に咥えた瞬間
「いただきます」
と、聞こえたと同時に目の前に影が落ちる
微かに触れた唇と唇
キスとは言い難いが唇が重なった
「あ~も~パパ~!!折角お兄ちゃんにあげたのにぃ~
パパも欲しいなら言ってよ~」
「あはは、ごめん、ごめん
瑞樹が咥えているのが美味しそうだったからつい」
頭をポリポリ掻きながら僕を見る
も~宗吾さん…
芽生くんの前で……
僕は、赤くなってうつ向くしか出来ない
「お兄ちゃん…
パパに盗られたからって泣いちゃダメだよ
はい、新しいのどーぞ」
そう言ってまた僕の目の前にお菓子を差し出してくれる
「芽生くん、ありがとう。大好きだよ~」
僕と芽生くんは、日だまりの中でハグをした
「あっ、芽生、瑞樹!!こら、パパも入れて!!」
そう言って宗吾さんも僕と芽生くんを後ろから抱え込みハグをする
大きな、大きな大木に見守られているようでぽかぽかしてくる
宗吾さん僕は、貴方が大好きです
今は、午後五時半
ここは、月影寺の庫裡
夕飯の支度をしている
「翠、翠~来れるか?」
「どうしたの?」
「いや、味を見てもらおうかなと思って」
振り向いた流
「流?それ…なに?どうしたの?」
「ん?これの味みてよ。早くしないと味無くなるよ?」
「流…ちょっと聞くけどそれ…」
「あ?ああ、今日11月11日だから
この日の為だけに俺が作っておいた」
「おいた?」
「高野豆腐だ!」
「………」
「ほら、高野豆腐の味が俺の方ばかりに来てしまうぞ?」
「流…」
「高野豆腐ゲームだ!」
「流…バカな事してないで集中しなさい」
「バカな事じゃないよ~味見だよ?味見…
ダメかぁ~翠~」
ああ、僕も満更じゃないって思ってしまうのが敗因だな…
こうして流の誘惑に勝てないで
ゲームに付き合ってしまう……
煩悩は消えそうも無い
「流?流!!今日は、やけにお尻触っ…ちょっ…あっ」
こんにちは
みおです
ポッ○ーの日
ヤンヤンつけボーでもいいじゃない?
と思いながら書いてました😁
本当は、別の話を書いているのですが
「いや、今日は…○ッキーじゃね?」
とこちら書いてみました
で、長い食べ物考えてみました😁
けどね、ポッ○ーしか浮かばないのよ~
けど、無い知恵絞ったわ
そうそうグリッシーニは、折って食べる物だって知ってました?
私……ポリポリかじりついてた気がする気が…
お恥ずかしい😅
楽しんで頂けていたら
嬉しいです
良いぽ○キーの日でありますように
( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
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