お客様はイケメンばかり

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お客様はイケメンばかり

━カチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャカチャ━ 「大丈夫?みおさん、私がやりますよ?」 「だ、だいじょうびです…うみセンセェ…」 「うみさん?この方は?」翠さんが口を開く 「あ、書生のみおさん」 「おっ、ようやく寝食共に出来る書生が来ました?」丈さんがよかったね的な話をしているが 耳に入って来ない… お茶を出す手が震えっぱなし 「ちょ~お前何?緊張してるのか? 肝が座ってるようで座ってないな。うちの小森みたいだな」豪快に流さんが笑ってる 「あっあっ、田舎から出てきたばかりの小娘なので…」と口から出た瞬間に 切り返しされた 「イヤイヤイヤイヤ、お前小娘じゃなくて大娘だろ?」突っ込まれた瞬間 「流~、女性に何て言うこと言うの。それも初めて会ううみさんの書生さんに失礼過ぎだよ」翠さんが流さんの太もも辺りをペチンと叩き 「みおさん、流が口悪くてごめんね。兄として謝罪します。流も」 イヤイヤイヤイヤ翠さん、辞めてください アッハッハ~で流す話ですから~ 「悪かったな、お前言ってもいいって顔してるから」 え?言ってもいい顔? そんな顔あるんですか? 不思議な顔してうみ先生を見ると うみ先生ニッコリしながらも机の下で何かしてる 手の中に隠れる位のメモ帳と筆記具 …多分やり取りとか、仕草とか見ているのかな~ 最初会った時の半端ないオーラ消して 居るか居ないかわからない位に消してる …この時思った うみ先生、絶対忍びなんだ くノ一なんだと思った もう、色々な展開が早すぎて 脳ミソのキャパシティが… そしてようやく追い付いた単語 「小森!?」 「おっ、小森知ってる?うちの小坊主。ちょこまかしてわからない事、平気な顔して聞いて来るど天然天使ちゃん」流さんが笑いながら話す 「あ、はい存じ上げております。あんこ系のモノお好きなようですよね。私、こもりんの話を読むと2~3日あんこ所望したくなります」 「お前、所望って…うみさん…あ、また存在感消してる。コイツ面白いっすね」何故面白い発言になるのか… 「でしょ、初日お祖父様の呼び方をご自分で考えて出た呼び方、お祖父様お気に入りになったみたいよ」フフフと笑ううみ先生 「え?何て呼んだんだ?」私の顔を一斉に見るイケメン張矢兄弟 ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ!慣れない… 「お館様…です」 「ひゃ~お館様~それ、誰も言わないわ。スッゲーセンス!!俺もお館様って呼ぼう」流さん腹抱えながら笑ってる。 多分これからカオスな会になるのは 簡単に予想出来た
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