カミングアウト

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カミングアウト

「一馬と居たあの頃、瑞樹…函館の実家帰ってた?」 「いや、俺と一緒に居た期間、一度も帰って無いですね」 「だよね。けどね、今、瑞樹実家に帰ったりしてるんだよ。それも彼氏紹介してお付き合いをしてるのも家族に話しをして受け入れてもらってるよ」 「え!?」 まさか…そんな… 「本当に?」 思わず聞き返してしまった 「本当だよ。彼氏の家族にも話をしてるよ。彼のお兄さん夫婦にも可愛がってもらってる」 心臓を鷲掴みされた気分だ 俺との事は、オープンにしたくない風だったから 内緒に内緒に付き合ってた 俺だから内緒? いや、そうじゃないな… 同性と付き合う=好奇な目 が嫌だったはず… 瑞樹の考え方が変わっていったのか!? あっ… 俺では、瑞樹を変えられなかった事を 今の彼氏は、変えてくれたのか… また泣きそうになる 「一馬、安心しな。瑞樹…幸せだから」 もうダメだ 涙がとめどもなく出る 「けどね、私、一馬に感謝してるよ。 瑞樹、手離してくれたから今の彼と会えて、前向きに明るくなったし ありがとう、一馬」 瑞樹を幸せにするのに俺も貢献出来た?

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