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カテゴリー『エッセイ』でいいのかどうか分からないものですが、我が家で実際あったアニマルセラピーのお話です。
あれは、息子が小学校入学前、春休みからの事でした。
今まで元気だった息子が突然吐くようになったのです。
風邪で一度吐いたとか言うものではなく、普通にしてて突然吐く。
今まで車酔いもなかったのに、車に乗ると吐く。
気分転換に一緒に運動しても吐く。
その頃には小児科に行って、入学前の緊張からくるものだろうと、慣れてくれば大丈夫と言われてたので出来る限り一緒にいて楽しく遊び入学の事を忘れさせよう♪としてたのです。
いざ入学。幼稚園からそのまま上がる子が多く慣れれば…と思っても体育の度吐くようになり…。
そんな5月末の事でした。
通学路を下校途中、1年生の息子を迎えに行き、子猫を見つけたのは。
まだ2ヶ月くらいの子猫。一時間ほど見守っても親猫も兄弟も見かけないので連れて帰り動物病院へ連れていきました。
特に悪いところもなく、健康な状態の子猫。
以前飼い猫に旅立たれてから飼うのは辛いからもう嫌だと思っていた私でしたが、なかなか里親が見つからず、子達と猫が仲良く遊んでる姿を見て、里親探しをやめ、うちの子にしようと決めました。
息子は姉が一人いるので、猫は「僕の妹だね」と喜んで、自ら猫の面倒を見るようになりました。
そんな毎日が続き、ふと気づいたんです。
あんなに頻繁にきていた『吐いた』連絡がなくなったことに。
猫は今も元気に大好きなお兄ちゃん(息子)と夜寝ています。
息子はその後数年して違う病気がみつかり治療中ですが、入院しても「早く妹の所に帰ってあげなきゃね」と前向きに元気に過ごしています。
その猫が、私の写真投稿欄にいる猫ちゃんです。
この子のおかげです。
ありがとね、我が家にきてくれて。
お読み頂きありがとうございました。
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