7章 追跡

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内山の作戦は想像以上に成果を出し、狩野とのメールのやり取りも実り話し合いの場が実現した。 場所はギャロップタイヤ本社。狩野はメールの相手がランディアの社員であることにすら気づいていなかったようだ。 内山『話し合いの場が出来上がったとはいえ、場所は敵地。初めは拒んでいたのに結局本社に呼ぶとは…なにか考えがあるのかもしれない』 夏木『とはいえこれだけ攻撃材料が揃っていればきっと大丈夫。』 藤木『あとは証拠を提示して言い負かすだけだな。』 夏木『念のため、あの方にも連絡をしておきます。あの人ならエコライフか、そうでないタイヤか、すぐにわかるはず。』 高中『待って、俺まだはっきりとわかってないんだけど、何がどうなってるの?』 内山『おそらく、事故を起こしているタイヤは、エコライフのレプリカタイヤ…』 高中『レプリカ…??そんなものが作れるのかよ…』 藤木『できるさ。敵は業界ナンバーワンのギャロップタイヤだ。それに、狩野が持っていったデータがある。研究途中の不完全なデータを再現して作ったんだろう。』 株式会社ランディアの推理は正しいのだろうか。 夏木、藤木、内山の3人はギャロップタイヤ本社を訪れた。
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