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8章 諸悪の根源①
ギャロップタイヤの本社を訪れた株式会社ランディア一同を、ロビーで狩野が出迎えた。
狩野『やはりあなたたちだったのね。何の話がしたいのかわからないけど、変な疑いをかけられても困るから話し合いをしてあげる。』
夏木『あら、どうしてわかったのかしら?今日はとことん追求させてもらうからね。』
佐川『私が教えたんですよ。』
夏木『さ、佐川さん?どうしてあなたがここに?』
佐川『我々小島運送の社員にもあらぬ疑いがかけられていますからね。うちの社員を尾行してたのは知ってますよ。…藤木さん。小島運送の専務として、今回のことは見届けさせてもらいます。』
藤木『バレていたのか…でも言い逃れはできないぞ。佐川。』
狩野『とりあえず会議室に場所を移しましょう。石橋社長も待ちくたびれているわ。』
大きな会議室に株式会社ランディア一同は通された。
会議室には大きな円卓。
1番奥の壁側の席に、ギャロップタイヤの社長が背を向けて座っていた。
石橋『お待ちしてましたよ。みなさん。ようこそギャロップタイヤへ。』
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