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【ハッキングが不可能な新OS】 スーパーコンピューター”K”の活用に際し、イチはハッキング対策として、外部からのアクセスが不可能な、オペレーティングシステム(OS)を使用する計画を立てた。このことは、AIチームのみに開示し、他のスタッフにも秘密裡におこなった。 <新OS(コンピュータ オペレーティング システム概要> 現在、すべての組織は情報の活用によって、効率的な運営がされており、その情報や運用システムは、きわめて重要であり、外部の不正アクセスは絶対に阻止さなければならない。しかし、悪意のあるハッカーを撲滅することは不可能であり、セキュリティ対策とハッカーとの攻防は止まるとこはない。 ハッカーの不正アクセスを防止するには、これまでにない発想が必要である。 1)現在のコンピューターシステム 現在のシステムは、16進数が基本原理となっている。組織とハッカーのシステムは全く同じものであり、膨大な費用をかけて対策を行ってもいつかは侵入される運命にある。 2)不正アクセスが不可能なシステム 不正アクセスを防止するには、ハッカーが利用しているシステム(16進数)を使用せず、まったく次元の異なるシステムを開発する必要がある。 現システムは、A~Z、0~9、と特殊記号(合計約50個)の組み合わせで構成されている。 従って、この記号を使用しなければ、ハッカーの如何なる命令語も実行されず、侵入は不可能となる。 3)51進数システム このシステムは、QRコードから発想を得たもので、6本の線の組み合わせ(概念)で、51進数の情報を作成するものである。このコードを9個組み合わせると、230兆の個別データーにすることが可能である。 (6ビットCPU*9 ゼロを利用する場合、52進数となる。) 92d830a6-8dc4-4c42-9d4e-3dffbeb55c1e 4)51ビットシステム 51ビットの入力素子を開発し、専用CPUを開発すれば、このシステムは世界で普及しているコンピューターとは異なるために、不正アクセスは極めて困難になる。現行の64ビット素子を代用しても実現することが出来る。 5)現OS(オペレーティングシステム)との比較 64ビットCPUには、16ビット入力素子が4個接続されている。 16ビット×4の情報量は、65,000 51ビット×4個OSでは、16ビット×4個の約100倍(670万)個別情報処理を有し、汎用の命令はダイレクト信号として入力・情報処理が可能となる。 ダイレクト入力が100倍になると、コンピューターの情報処理のスピードもおおよそ100倍になり、消費電力の削減も可能となる。 6)ハッカーの侵入が極めて困難な理由 現在使用されている世界中のコンピュータは、16進法を原則としたOSで構築されている。OSのシステムが異なるために、不正アクセスは不可能で情報の流出やウィルスが侵入することもない。 7)AI”K”の記憶情報 開発した51進数のOSで”K”の記憶データーを保存することで、外部からの侵入・改竄を防止、完璧なハッキング対策を行う。 情報の圧縮処理も容易で、膨大な情報でも記憶装置を小型出来、その情報にアクセスする時間も大幅に短縮することが可能となる。 AI”K”のみに使用されるこのOSは、このプロジェクトが解散する場合、そのシステムと記憶情報を瞬時に消滅させることが可能となる。 このことは、イチとAIグループのサブリーダー(公的機関からの出向者)のみで、その秘密が守られた。
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