ミッション 

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ミッションの参加者は40名で、それぞれ5名づつ、8部門に分かれていた。 1.人工知能(AI):”K”の運用と、プロジェクトの統括 2.サイバー(SB):IT情報収集・発信、ハッキングと対策 3.通信技術(TC):通信傍受(携帯電話・無線機密通信) 4.軍事技術(ML):ロシアの軍事技術解析と対策 5.宇宙技術(CM):監視カメラ・通信・軍事防衛 6.設備管理(FC):全設備管理、新設計画、 7.ドローン(DL):ドローンの開発・調達・運用 8.防衛対策(DF):対ロシア軍事防衛対策、技術開発・調達 各部門には1名の公的機関かの出向者があり、その役割は公的機関とのパイプ役で、必要に応じて人員の増減や部門の増設も可能だった。 各部門の打ち合わせは、AI(人工知能)が必要に応じ、また要請を受けて必要な各部門の担当者を招聘した。会議の議事進行は”K”によって行われた。 ホームには、筆記用具も紙もなく、記録を残すことは禁じられ、外部との接触も必要最低限に制限された。勿論、ホームでの活動内容は機密であった。 個人のスマートフォンやパソコンの持ち込み使用も禁止された。情報収集や映画・音楽・読書等の趣味は、すべて人工知能”K”を通して行われた。個室以外の場所では、カメラが作動しており、動画・音声はすべて記録されたがその情報は、問題発生時のみに裏付け調査に使用されると説明されていた。 ”K”は各人の動画・音声からトラブル発生を未然に防ぐために、動向を分析していたことは、言うまでもない。 各チームは、ホームに集合するまで(2020年8月)各チームごとに、それぞれの課題を調査しスタートに必要な対応をしていた。(2018年8月~) 全ての活動は、2022年3月末にミッションが実行されることを前提にすすめられた。
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