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私はその場から逃げ出した、
「春姫?!!」
奈緒が後ろで叫んでいるのが聞こえてくる。
今はこの泣き顔を見られないことが重要、、誰にも見られないように下を向きながら走る
なぜだろう、、涙がまだ止まらない
会って間もないのに、こんなに奈緒達、この村が大好きだったのだろうか
いきなり衝撃がくる
なんだろう温かい
「廊下は走っちゃいけないんだぞー?」
「え、っ?」
反射的に上を向いてしまう
「蒼君、、」
「え、おま、泣いt、、おい!!」
見られてしまった、ダッシュで逃げる__けどすぐ捕まる
「離して、、っ」
「理由聞くから来いよ」
「ふーん、、」
蒼君にすべてを打ち明けた。
「つまり嫉妬ってこと?」
嫉妬、、、、、
「そうかも、、」
奈緒を取られた感覚で神崎くんに嫉妬していたのかも知れない、、
「あっそ」
「え?」
「俺行くわ」
そう言って去っていった
「もう少しいてくれても良かったのに、、」
ボソッっと呟く
**********************
泣いている春姫を見た俺は即座に考える暇もなく勝手に体が走り出していた
春姫から全て聞いたあと俺は冗談のつもりでからかってやろうと
「つまり嫉妬ってこと?」
春姫は少し考えてから
「そうかも、、」
え?本気で?
やっぱ女子はやっぱ龍我好きになるよなー、、
いつものことじゃん、、、、、
なぜだろうか、苦しくてたまらない
「あっそ」
何も悪くない春姫に当たってしまう
「え?」
「俺行くわ」
早くこの空間を出たくて春姫に言い放つ、、
「もう少しいたかった」
ボソっと呟く
「やべ、何いってんだ俺」
我に振り返るとだんだん恥ずかしくなるのとともにさっきの出来事の痛みを感じる。
俺は春姫が好きなのか??______
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