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「お、、、同い年、??」
「おう、俺春から高校生だけど、」
えぇぇぇぇぇぇぇぇ?!!なんか、勝手に年下だと思ってた
「年下だと思った?」
彼は少し意地悪そうな顔で言った。
「う、、うん。」
「ついでに高校も同じな」
「なんで分かるの?」
ここの町は高校が少ないらしくこのあたりに住んでいる高校生はほぼ私が通うことになる、春宮高等学校に通っているらしく彼もその一人だそうだ。
「なんか高校って楽しみだよね新しい仲間と、、、、ワクワクする」
「それお前だけじゃね?」
「?」
「ここ、ほぼ顔見知りだから小学からずっと一緒だけど」
え、、えぇぇぇ?!!
「ってことはつまり、高校で新たなお友達♪って浮かれてるのは私だけってことですか?!!」
「そゆこと。」
うわあああああああああ、(TдT)
「ふっ」
私が頭を抱えていると横から笑い声が聞こえた
「なにが面白いのよ、、ぉ」
私は少し頬を膨らませた、
「いや、なんでも」
なんでもと言いながら無邪気に笑う彼は太陽と重なりより眩しく感じた
「ここが俺の穴場スポット、、」
そういって紹介されたのは一本道で、横側には木と木の間から海が綺麗に見える、より自然を感じられるところだった。
「うわぁ、、綺麗」
純粋な気持ちで出た言葉だった。
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俺は今隣の家の同い年の榎本に町案内をしている所。
って言ってもどこに連れていいかわからなくて結局俺の穴場スポットに連れてきた。そんなにすごいところでもないので、着いた途端 後悔してしまった
「ここが俺の穴場スポット、、」
自分でもわかるくらい自信のなさそうな声で発してしまったことに気がつく。
不安で仕方なく彼女の顔を見た
「うわぁ、、綺麗」
彼女はそう言って目を潤ませていた、
そう言ってくれたことに嬉しさと緊張が解けるような感じがしたのと共に、
彼女の横顔がとても美しかった、、
「私になにかついてるー?笑」
からかうような口調で俺に言った
「ん、?いやなんにも。 あ、てかさ名前教えてよ」
「あぁ、榎本 春姫だよ!!」
自分の思っていたことが恥ずかしい事に気が付き話題を変えた。
「よろしく春姫」
「蒼ってよんでいいー?」
「お好きにどーぞ」
彼女と過ごす時間は楽しかった__
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