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「春姫、起きなさーい!遅れるわよ」
「ん、、んぅ、、」
カーテンが開けられ眩しい日差しが、半開きの目に差し込む、
そう、今日は入学式。遅れるわけにはいかない
「今何時?!!」
時計を見ると、7:30、、やっばい。
道に迷うからといって、蒼君と一緒に登校することになっている
あの町案内以来、蒼君とは仲良くなれて今ではメールで毎日話したり電話するほどの仲なのです。
「8:00に迎えに行くって言われたのに!Σ(・∀・;)」
急いで階段を降り、ドタバタと準備をして用意してくれた朝ごはんを味わう暇もなく、そそくさと食べ終え髪の毛をセットして、なんとか間に合った、、
ピーンポーン
タイミングをモニターで見ていたのか?と思ってしまうくらいのタイミングで家のインターンが鳴らされた。
ガチャ
「おはよう!!」
「はよ」
朝が弱いのだろうか、声がいつもより一段と低い
「お前さ、寝坊した?」
挨拶を交わして、歩き始めた直前にそう言われた
な、、なぜバレているのだ??
「なんのこと?」
言い訳を考える暇がなかったのでとぼけることにした。
「寝癖ついてる」
私のはねた髪をちょんちょんとつつく
「ホントだ、、」
私はすぐさま手持ちのくしと寝癖直しウォーターの持ち運びタイプを用意して直し始めた
すると、
「準備いいな」
すこしドヤるところなのでは?!!と思った、
まぁ、、、入学式だから、、気合入れただけなんて言えない
「で、、でしょ」
「まぁ、普段は持ってねぇんだろ」
「?!!」
内心、心を読まれたようでとても焦ってしまう
「春姫、女子力なさそうだもんな」
な、、っ?!!
「女の子にそんな事言う?!!」
信じらんない、そう思いながら歩いていたが図星であった
図星だからこそまた読まれたようで腹が立つ
なにあいつ、、
そう思いながら歩いていると学校についた
ここにいる人達は皆顔見知りなんだよね、、?
あぁぁ、友達出るかなぁ?
いきなりボッチ生活とかやだよぉぉ
「そんな心配すんなよ、俺がいてやるから」
「ありがと、、」
ん?ん?
え、私何も言ってなくない?え、なにこの子ほんとに心読めるわけ?
え、こわ
「クラス見に行こうぜ」
「あ、うん」
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