海から生まれる青春

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「はぁぁぁぁ、、、」 盛大なため息をつく私、榎本 春姫は今最大のピンチに陥ってます、、 今から遡ること、2時間前 クラス表を見に行った私達は張り出されている場所まで移動する、 「あった。」 そう声をあげたのは蒼くんだった けれどわたしの名前はない、 北村だったら私の後なはずだから、、つまりは別のクラスということ。 流石に初日に友達が誰もいないのは終わってるくない?!! 「あ、あった」 遅れてなんとか自分のクラスを見つけた私。 隣のクラスの1ーD組 それから私は泣く泣く蒼くんと別れて、D組に入る 予想通り私はクラスの全員の視線を集める。 知らないやつが入ってきたからだろう 何も言わないまま、自分の席を探す。 「ねぇねえ」 後ろからいきなり声をかけられた 「Σ(゚∀゚ノ)ノキャー」 「あ、ごめんね?隣の席だよって言いたくて」 あ、なんて優しい人なんだろうか 「あ、ありがとう!!」 感謝を込めてお得意の営業スマイルを見せた。 昔から自分で言うのもなんだが、愛想が良くて人から好かれるタイプではあったためこの営業スマイルは私の武器である。 「どういたしまして」 こちらもスマイル返し?!! そんなことを思いながら席についた 席についても皆からの視線は私に向けられたまま、、 転校生、、のほうがやりやすかったと思う、、 転校生ならば先生からの紹介もあり、友だちになりたいと思ってくれる人も多いだろう。 「おはよう、みんなの担任の朝倉 圭佑(あさくら けいすけ)と言います。一年間よろしくなー」 私が心のなかで悩み事を考えている間に担任が入ってきた。 見た目は若そうで30代くらいであろう、背も高め、、、、 だが、、、目が死んでる。 生きてるのだろうか?おーい? 朝倉先生の顔を心のなかで少しだけディスっていたら目があってしまった。 「この町に引っ越してきた榎本さんだ。仲良くするように」 わ、、私の自己紹介してくれた、、、、! め、、目が死んでるとか言ってごめんね、、汗 そこから、授業というか初日にすることをやって、ついに運命の決まる休み時間となった 休み時間でどれだけ友達を作れるか、、、 まず話しかけやすそうな子を探そうかな。 予想通りグループというものが固まっていた、、誰に声をかければ良いのだろうか 「難しい顔してるね、?」 「え、?」 いきなり声がしたので反射的にその声の方に顔を向けると可愛らしい女の子が私の前にいた。 「私、宇佐美 奈緒(うさみ なお)って言うの!!よろしくね、榎本春姫ちゃん」 「あ、春姫って呼んでください!!><」 ちょっと攻めすぎたかなぁ?!! 「じゃぁ、私は奈緒って呼んでね!」 「いいの?!」 「春姫って面白いね、、笑」 なんか笑われちゃったけど、、友だちができたじゃん しかも席は前だし..神様ぁ、、ありがとう ここまでの私はまだ何もため息をつくことなんてなかったのに、、___
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