海から生まれる青春

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最後の時間 恒例の係決め! 私は無難に国語係とかがいいな、、 「まずは学級委員だなー」 「はい」 真っ先に手を上げたのは まさに! って思うくらいな感じの子で田中 織文(たなか おりふみ)君っていうらしい 「あいつは小学校からずっと学級委員長とか生徒会長とかしてるやつなの」 「なるほど」 奈緒が前からコソっと教えてくれた。 「男子はこれで決まりだなー。次」 「・・・」 ですよねー笑 女子ってなんで手を挙げないんだろうね。まぁ自分も嫌だけども 「はい」 お、、救世主かな?手を上げたのは鈴木 杏(すずき あん)さん。目がおっきくて、可愛らしくてモテそうな人、、、 これなら男子も言うことを聞くんだろうな。 なんて事を考えていたら、彼女から衝撃の一言を浴びせられた 「副委員長は榎本さんがいいと思いまーす」 「榎本さんは流石にこのメンバーに慣れてないし可哀想じゃね?」 「だから、慣れるためにだよー?」 「あーね、」 「じゃあ榎本で決定だな、次ー」 ん?私何も言ってないよ?先生 ってか男子さんも納得すんなし。 で、、、今に至ります、、 「はぁぁぁぁ、、、」 「春姫!暗い暗い!」 「頑張れよ」 今は私の応援会(?)を開いてくれて、その最中! 奈緒が提案してくれて、最初は2人でってなってたんだけど、終礼が終わった後蒼君が一緒に帰ろうって迎えに来てくれて、そしたら一緒に応援会するか!!ってなってる 「春姫ちゃん大丈夫だよ、ニコ」 この人誰?って? この人は神崎 龍我(かんざき りゅうが)、2人の幼馴染で家族ぐるみの付き合いらしくて、応援会にも呼ぼうってなったんだけど... なんかすごい眩しい 「あ、うん。ありがとう」 それから、、神崎君は私の隣の席の子で一番最初に席ここだよって言ってくれた子!覚えてるかな?((※6ページ目参照 「私もサポートするから!」 「奈緒ぉぉ、ありがとう(TдT)」 「あ、俺らバイトの時間だわ」 「神崎君バイトしてるの?!!」 「ん、蒼とね、奈緒の家のお店のバイト」 「えぇぇぇぇ!なんか大人っぽい、、、」 「そうか?」 蒼君は不思議そうに見つめる。顔をコテンとかしげる姿に可愛いという感情が湧いてくる.../// 「っ、、、」 「んだよ、目そらすなし」 ちょっと怒ったように言う蒼君 それを見た奈緒は横でニヤニヤしてこっちを見る 「な、、なによ」 「なんでもなーい」 蒼君と神崎くんがバイトで席を外した後私は奈緒に質問されまっくた。。 「蒼のこと好きなの?!」 「いつから?」 「ってか蒼との出会いは?」 まだ、、、好きかなんてわかんないよ、、 でも蒼君がいなくなっても私の体に溜まった熱はそのままだった。 大きく跳ねる鼓動も______
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