25人が本棚に入れています
本棚に追加
妬み、恨み、羨望…。そのどれもが自尊心の欠如へと繋がっていく。
何もない自分が惨めで情けなく、恥ずかしい。
どうして自分には何もないのだろう。
人と比べて、勝っていることが一つもないのだろう。
鏡を見る度に、テストが返却される度に、人と一緒に何かをする度に私はそんなことばかり考えていた。
…けれど、私の中に劣等感が降り積もっていったそもそもの要因は、他人が私を誰かと比べたからではないのだろうか。
私たちは皆、物心のついたその時から何かしら周りと比べられる。
容姿 頭脳 身体 特技
人と比べて何かが勝っていないと、途端に″負け組”の烙印を押され、″自信”というものを奪われていくのだ。
最初のコメントを投稿しよう!