エリートの幼馴染は医者になった

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 幼馴染は医者になった  自分が住んでいた住宅団地を造成した建設会社の  支店長の息子で  お金持ちだった  知育玩具をたくさん持っていたし  今から考えると物を作るクリエイティブな遊びをしていた気がする  芝生の広い庭があって、そこで雪合戦したり追いかけっこしたりした  小学校4年生のときくらいから、急に学校の成績を意識し始めて  自分とも比べられるようになった  彼は全寮制の私立中学校に入ったので  そのための猛勉強をしていたのだと  後で知った  自分は公立中学校へ普通に進み  公立高校へ進学した  久し振りに一緒に遊んだのは浪人生の時だった  忙しすぎて邪険にしてしまったことを後悔している
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