エピローグ
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やっぱりサイコロには頼らない。 未来は私が近づける。 「橙弥、結婚しよ」 橙弥は嬉しそうに頷くと、そっと私の肩に手を回した。 彼の顔が重なった時、春風が前髪を揺らしながら通り過ぎて行った。 くすぐったいのは風のせいだろうか。 それとも彼が絶え間なく唇から与えてくれる
愛
(
ぬくもり
)
のせいだろうか。 定かではないけれど、私は今とても、幸せだ。 終
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