ヨーガじーちゃん

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「熱くて辛い光〜?」 「そうぢゃ。熱くて辛くて、スパイシーで食欲をそそるような、とてもおいしそうな香りのする光ぢゃ。その光が、カチンコチンに凍りついた地球を溶かしていったのぢゃ」 「それはいったい、なんなの〜?ケロコ、知りたい〜」 「それは、宇宙からやってきたヨガの神。ヨガシールさまぢゃ」 「ヨガシール〜?」 「さよう。このヨガシールさまが、カッチンコッチん星人を蹴散らし、宇宙の遠くまで追放し、封印したのぢゃ。そして、二度と地球がカチンコチンにならないように、人類にある二つのものを授けた」 「なんだ、それは〜?」 「ヨガとカレーぢゃ。ヨガをやることで体を柔らかくし、カレーを食べることであったかくなって、カチンコチンになることを防いだのぢゃ」 「なるほどな〜。でも、どうして今ごろそいつらはやってきたんだろうな〜」 「おそらく封印が解けたのぢゃろう」 「それじゃ、また地球がカチンコチンになっちゃうの?ケロコ、ゾワゾワ〜」 「心配いらない、ケロコちゃん。もしまたやつらが襲ってきたときのために、ヨガシールさまは、ヨガの中に奥義を隠して、後の世に伝えさせたのぢゃ。いつかヨガのパワーを受け継ぎし若者が、カッチンコッチん星人と戦うときのために!」
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