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ヨーガじーちゃん
ここはヨガヲの家だ。二人はひとまずヨガヲの家に行くことにしたのだ。
「ヨーガじーちゃんに聞いてみよう。じーちゃんなら、なにか知ってるかもしれない」
ヨーガじーちゃんとは、ヨガヲのじーちゃんだ。ヨガの達人で、ヨガ道場で先生をやっているのだ。
「じーちゃん、大変だ〜」
「どうした、ヨガヲ。血相変えてからに」
「ヨーガじーちゃん、大変よ。クラスのみんなが、銅像に変えられちゃったのよ」
「おお、ケロコちゃん。いつもかわいいね〜」
もちろんヨーガじーちゃんだって、ケロコのファンだ!
「じーちゃん、鼻の下伸ばしている場合じゃないよ〜。変な中国人風の男が現れて、大変なんだ〜」
ヨガヲとケロコは、ひとしきりじーちゃんに事情を説明した。
「ふむふむ、よくわかった。ヨガヲ、ケロコちゃん、今からじーちゃんの言うことを、心して聞くがよい」
「なんだ〜?」
「そいつらはきっと、カッチンコッチん星からやってきた、カッチンコッチん星人ぢゃ」
「カッチンコッチん星人?なんだそれは〜」
「太古の昔より、地球征服を企む異星人ぢゃよ。やつらは地球を恐るべきカチンコチンの星に変えようと企んでおるのぢゃ」
「まあ、ケロコ怖いわ」
「今までにも、何度かやつらは地球に襲ってきている。ヨガヲ、全球凍結というのを聞いたことがあるぢゃろう」
「なんだそれは〜」
さすがヨガヲ。ほとんど知識がないのだ。
「ケロコ知ってるわ。約7億年前に、地球が全部凍っちゃった時期のことよね」
「うむ、地球はこれまで何度か氷河期を迎えておる。実はそれは、カッチンコッチん星人のやつらが襲ってきたせいだと言われておるのぢゃ。地球のご先祖さまたちは、その都度やつらの襲撃を退けてきたのぢゃが、カッチンコッチん星人の力も強かった。そして7億年前、とうとう地球はすべてカチンコチンに凍ってしまったのぢゃ」
「ひえ〜、とんでもないな〜。でも、なんで今はカチンコチンになっていないんだ〜?」
「そのときぢゃ。宇宙から、熱くて辛い光が到来したのぢゃ」
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