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「俺だって、ちぃといるとうまく笑えない...。すげぇ
ちぃのこと意識しちゃって、かっこつけて...なんか不自然になっちゃって...」
嵐が視線を伏せてやや赤面する。
嵐のこんな表情があったことも知らなかった。
嵐について知らないことはまだまだ沢山ある。
もっともっと、嵐を知りたい。
「...ちぃ...」
ふっと嵐が大人びた表情を見せる。
その真剣な眼差しに、釘付けになる。
「好きだよ...」
甘い囁きに、涙が溢れ…
くすっと小さく笑うと、嵐が続けた。
「こんなの、卑怯かもしれないけど...」
ふわっと嵐の大きな手が、知桜の白い頬に触れる。
ゆっくりと嵐のキレイな顔が近づき...
嵐が囁くように言った。
「...キス、していい?俺今日、誕生日だから... ...
プレゼントくれるんでしょ?」
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