天然スイートなキミを想う

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朝の通学路。毎度毎度、お決まりの嵐と知桜のやり取り。 公衆の面前だと言うのに... 「あ、嵐くんは...ははは恥ずかしく、ないの!?」 「・・・何で?全然!」 赤面する知桜の頭をよしよしと嵐がなでる。お日様のような、あの笑顔で。 「ちぃは俺の彼女なんだから... ちぃをかわいがるのも、好きだって言うのも、キスしたいって思うのも... 俺の勝手でしょ?」 そう言って軽く頭を抱き寄せて、ちゅっと髪にキスを落とす。 「っ!!?」 ーーぜっっったい、私の反応見て楽しんでる...!! と、そう思うのだが... 嵐を見上げると、純粋に幸せそうに微笑んでいる。 こんな顔をされると、結局何も言えなくて... ...
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