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雨がやんだら
おや。ザーザーぶりだった雨がパラパラ雨に変わってきたね。止むかな。
「ひと眠りしたらまた先に進めるね、ノワール」
「ニャオン…」
ランタンに灯りを灯してノワールをひと撫でしてブランケットに包まる。
ノワールもボクの側に寄ってくる。ブランケットの手触りにノワールもやられた口だ。
「おやすみ、ノワール」
「ニャー…」
ボクはゆっくり目を閉じ眠りについた。
ーーーーーーーーーーーーん?
あれ、朝日が差し込んでる。
「昨日、雨が止むのを待ってるうちに寝ちゃったんだね」
ブランケットを畳んでから大きく伸びをしたらノワールも起きだした。
「ニャー」
「おはよう、ノワール。晴れて良かった〜✨」
お腹が空いたからエーテリングに入る手前で何か食べられるといいんだけど…。
ここ(廃墟)で紅茶を飲むよりお店に入れればいいんだけど。
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