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プロローグ
人々の往来の隙間を縫って、一部の人だけがたどり着けるという見世物小屋の話を、貴方は知っているだろうか。
ある手順で、特定の場所に行きつくことができるという、いわゆる都市伝説だ。
異界へのエレベーターが有名だろうか、それによく似ている。
その見世物小屋にはたくさんの異形が飼われていて、それを見て回ることができるらしい。
しかし、一度自分がその異形と同じであると認識されれば、そこから生きて帰ることはできなくなる。
この話の面白いところが、“帰る方法”までがセットになっている事だ。
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