log18:ノ亠_ .

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足を負傷して転んのだと理解した時には、魔王の攻撃の全てが、アキラに向いていたからである。 「————ッ!!!?」 なぜ、と考える余裕は当然なく、咄嗟に魔法で相殺を試みたが、それで凌げたのは一度だけだ。魔王の攻撃は止まらない。息を吐く間も与えず、第二射がアキラを取り囲む。 それを防いだのは、聖女リエゼの祈りだった。 彼女は、皆がいつでも避難できるよう絶対防御の壁で囲んだ場所を確保していたわけだが、それを咄嗟にアキラの元へと飛ばしたのだ。しかし、それもやはり一度きりである。
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