三笠とアルミランテ

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 三笠は口の中に溜まった母乳を飲み干すと、右側の乳首から唇を離し、今度は左側の乳首に唇を当てた。  右側の乳房にしたのと同じように、乳首を唇で引っ張りながら両手で乳房を左右から圧迫して母乳を搾り出す。 「三笠様ぁ……そんなことをされたらぁ、こっちも切なくなってきま……んんっ……」  アルミランテの言葉は最後まで続けられなかった。  三笠が乳首を吸っていた口を離し、伸び上がるようにして彼女の唇を奪ったのだ。  三笠は舌でアルミランテの歯と歯の間をこじ開けると、口の中に溜まった母乳をアルミランテの口腔に送り込んだ。  アルミランテは口の中に送り込まれた母乳を喉を鳴らして胃の中に送り込むと、後ろで組んでいた両手で三笠の頭を抱え、彼女の唇に自分の唇を押し付けた。  差し込まれた舌を強く吸い、自分の舌を絡ませる。  三笠もお返しとばかりにアルミランテの舌に自分の舌を絡ませながら、彼女の背筋や太ももを撫ぜ回した。  示し合わせたように重なり合わされた唇が離れ、角度を変えてもう一度、重なり合う。
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