三笠とアルミランテ

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「大股開きになった股の間を接写したもの……ワシらが乳の出る薬を集めた時は、撮影行為は禁止していたし、最近は覗きも盗撮もされている気配はない……お主が自主的に撮影させたものかの……」 「……三笠サン、それをドコデ手に入れたの?他の人には見せナイ約束デ、渡したのダケド……」  フェイヤンが、コンスティチューションの言葉を無視して三笠に問い掛ける。 「昨日、自分の船の修理の状況を確認しようと港湾部に向かう途中で、薬草を探している乗組員達を見かけました。事情を聞いたところ、フェイヤンさんの写真目当てに私の船の修理を放っておいて薬草探しをしていたと白状しました」 「……協力者の身元の確認ト、選定をしなかった私の失敗ダ、三笠サン、どのような咎を受ければイイノ?抵抗はしないヨ」 「……ペナルティはなしです。今回の件は、乗組員を掌握し切れていなかった私のミスです。フェイヤンさんが、どうしてもお仕置きを受けたいというなら、お仕置き部屋に今から行っても構いませんが……」 「イヤ、やめておく」
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