プロローグ

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門「お待たせしました。理事長の秘書がお迎えに上がるそうです。すみません、お手数をおかけしますがまた少しお待ちください」 「ああ、わかった」 ー数分後ー 秘「東雲様、お待たせいたしました。理事長室まで御案内いたします」 「あぁ」 秘「それでは参りましょうか」 ー理事長室ー コンコンッ 秘「理事長、お客様をお連れしました」 理「入ってくれ」 秘「はっ。東雲様、お入り下さい」 「あぁ。久し振りだな、蒼真」 理事長の名前は如月蒼真。容姿は美形だ。後は自分で想像しろ。 如「やっぱお前だったか、久し振りだな。ほんとどんだけ変装と戸籍のレパートリーもってんのか」 少し呆れた顔をして言われた 「それは企業秘密だな。あって困るもんじゃねぇし、できるだけ多い方がお得だろ」 いま蒼真に言った通り、何かあった時用にたくさん戸籍を買っている。あるときは探偵、またあるときは大貴族の跡取り、マフィアの後継など色々だ。まあ、その時の話はまた別の時にしとこう。
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