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翌日…僕はつい
ベランダから
猫が言うのもなんだけど
猫の額ほどの庭に出てしまった。
「あら?!シロじゃない?!
どうしてウチのアパートに?」
正面からオバさんの声。
「ご、ごめんなさいっ!
雨に濡れてて…
つい…つい…あ、あの」
「一時の気まぐれ?
そんなのは優しさではないのよ。
飼う気もないのに」
「ほんとにごめんなさい。
飼えるアパートを見つけるまで
ここにおいて貰えませんか」
オバさんも、僕もびっくり!
でも、君が一番びっくりしてた。
「よし!きちんと飼う気なら
ここにいればいいわ。
動物病院も紹介してあげる」
実はオバさんは
僕らの間では有名人。
もう2匹も僕らの先輩を
面倒みてるんだ。
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