238人が本棚に入れています
本棚に追加
/251ページ
「周りから聞いた雅さん像は?」
「寝取りをしていたなんて、ホント驚きでしかなくって。モテる人だとは思ってましたけど」
「モテていたの?」
「会いに来る人がいつも違う男だったので」
「そうなの。桜さんに紹介した事は?」
「無いですね。紹介された事はないです」
「元彼はなんで紹介されたの?」
「会社の同僚だったんです。私の事が気になってるから紹介して欲しいと言われたんだ。と言われました」
「桜さんと翔太さんはどのくらいお付き合いしていたの?」
「3年ぐらいですね」
「その間に、浮気を疑う事は無かったの?」
「浮気を疑った事はないです。ただ」
「ただ?」
「セックスがさっぱりしてきたな。って。マンネリだと思っていました」
「その時期は?」
「去年の秋ぐらいからです」
「そんなにハッキリ覚えているの?」
「たまたまですけど。試合の後、珍しく時間が合って……」
試合には間に合わなかったけど、迎えにきてくれたんだよね。
夕飯を一緒に食べて、一緒にウチに帰って。
でも、ベッドに入っても中々そんな感じにはならなくって。
私はシたかったから、翔太にせがんで。
あまりにさっぱりしたセックス過ぎて、ちょっと凹んだ。
性欲は強くない方だと思っていたのにって自分に唖然としたんだ。
最初のコメントを投稿しよう!