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「はぁ。」疲れた。大東さんは仕事がすごくできるから
話の根拠とか理由にすごく尊敬した。考え方がすごい。
ああいう人が社長になるんだなぁって思った。
でもなぁ。
感情をぶつけられると。困る。
俺には 答えれない。
その後の仕事は考え事ばかりして 手につかなかった。
会社から出て あの喫茶店をみる。
電気ついてる。行きたい
(でも。2回も行くのはずかしいなぁ。)
でも。あいたい。
あいたい? 会ったら元気が出そうだから。あのえがおがみたい。 これって恋なんだろうか。
まて、まだ話したことも少ないのに恋とか。
行ってみよう。行って見たらわかる。
喫茶店の前まで来た
ドアにかけられた看板にはBAR と書いてある
(夜はBARになるんだ。)
カラン…コロン…
「いっらっしゃい。あ。七瀬さんこんばんは。」
「こんばんは。」
ガラリと雰囲気がかわっている。店も西条さんも。
「嬉しいです。こんなに早く来られるとは。」
グラスを拭きながら。彼は言う。
嬉しいという言葉に心がはねた。
でも。彼はどっちなんだろう。きっとsubなんだろう。
「何飲まれますか?」
「マティーニお願いします。」
「かしこまりました。」
慣れた手つきで 白くて長い指をつかって 作っていく
意外とがっしりしてるんだなぁ なんて思いながら。
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