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もう、遅いわよ…。
そんなんで試合に集中できる訳ないじゃん…。
アタシの頭の中は自力での鎮圧は無理な程の混乱ぶり。
どっかの国なら国防軍とか国連軍とか、よくわかんないけど、即、お願いしたい気分。
蓮人の姿を見送って、スカートのポケットからスマホを出す。
困った時の三奈美に連絡。
いつもならメッセージ送るけど、今日はメッセージの返信なんて待ってたら気が狂ってしまいそうな気分。
とにかく電話…。
なかなか出ない。
何でよ…。
こんな時に…。
「はい、もしもし」
出た。
「もしもし、アタシ、どうしよう、土曜日に蓮人に泊りに来いって言われちゃった。アタシどうしたら良いんだろう。だってまだ高二だよ。高二でもそういうのって有りなのかな、もうパニックなのよ、ねぇ、どう思う。やっぱアレよね、もう付き合って半年だし、そういうのも考えるよね、どうしたら良い」
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