天秤症

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~天秤症~ 近年、大規模に拡大している天秤症の感染者は200万人を超え、それによる死者は2万人を超えた。致死率は不明である。 発生するメカニズム 基本的には発症しない病気である。必ず2歳の時に天秤症のワクチンを打っているからである。それによって得た抗体は死ぬまでなくならない。しかし、何らかの要因で抗体が消えてしまう場合がある。その要因は人それぞれである。例)身近な人が天秤症に感染し、「天秤状態」になるとそれを、共有しようと親しい人に「天秤ウイルス」を吐き出す。何度もそのウイルスを吸い込んでいると抗体の免疫反応が徐々に低下していき感染に至る。親から子への感染例が非常に多い。 天秤ウイルス 耳や目などから侵入したウイルスLは体内で増殖し、血管を通じて脳にウイルスが運ばれる。脳に到達すると、理性を司る器官を正常に機能できないようにする。その間、ウイルスが脳を乗っ取り、ウイルスたちが繁殖しやすいように人間を行動させる。いわば「寄生」である。 症状について 天秤ウイルスによって、理性を失った人間は「天秤状態」に陥る。「天秤状態」では視覚に特に影響を及ぼす。具体的特徴は目に天秤のようなものが見えるようになり、人の属性、経験、年齢、学歴で人を判断するようになる。つまり、低学歴の人はきっと社会的に悪い事をするに違いないと人を見た目だけで判断する。これが連鎖的に発生すると、判断された側の人達の精神が病気にかかってしまう。死者は天秤症にかかった人ではなく、天秤症の人に判断された側の被害者なのである。 具体的対策 日本文化の学歴社会を壊すのみである。
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