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#1 恐竜《レックス》ロリータ爆誕✨😜✨💕
いつの間にか、近所でオープンした謎の店、【MARIA;s城】。
初めは横文字なので何の店なのか、よくわからなかった。
どうやら占いのグッズやアンティークな雑貨が売り物のメインのようだ。
そこの店主で、怪しげな占い師.マリアに勧められ、恐竜ロリータの卵を買った。
ひと抱えほど大きな恐竜ロリータの卵から孵化して生まれたのが彼女。
恐竜ロリータのティランだ。
天真爛漫なお転婆 美少女でアイドルみたいに可憐で可愛らしい。
見た目はキュートで美少女アイドルとさして変わりはない。
変わっていると言えば恐竜ロリータなので、二股のスネーク舌になっていて尻にシッポがついているコトくらいだ。
しかもキュートな顔をして肉食系恐竜女子と言う触れ込みだ。
卵から孵化すると、すぐさまボクは自己紹介をした。
「あ、ボクは今日からお兄ちゃんだよ」
出来るだけ優しく笑顔で接した。
「ンうゥ……、お兄ちゃん?」
生まれたての恐竜ロリータはキョトンとして小首をひねり聞き返した。
「ああァ……。そうだよ」
なんて可愛らしいんだ。
このまま全身を隈なくチューをして上げたい。
だが、お兄ちゃんとしてボクも格好の悪いコトは出来ない。
「お兄ちゃんだから。困ったコトがあったら何でも言う事を聞いて上げるからな!!」
ボクは可能な限り優しく接した。
咽喉のトコロを指先でコチョコチョすると仔猫のように『クルルン』と鳴いた。
くすぐったそうだが、ヤケにキュートな美少女だ。
こんな可愛らしい恐竜ロリータなら、一生一緒に暮らしていきたい。
ティランは、恐竜ロリータなので初めて見た者を親兄弟だと認識すると書かれてある。
取り敢えず、ボクが保護者になって恐竜ロリータのティランと共生することにした。
もちろんペット同様、ちゃんと下の世話など身の回りの面倒を見なくてはならない。
「フッフフ、お兄ちゃん!! プリプリして美味しそうなお尻してるわねェ」
キュートな恐竜ロリータは舌なめずりをしてボクの尻を狙っているような目つきだ。
「えェ……!! 美味しそう?」
さすが肉食獣ティラノサウルス系美少女だ。
目をギラつかせて、隙あればボクの尻に食らいつく気なのかもしれない。
「ティランちゃんはお腹がペッコリーナ姫なのォ……!!」
ワケのわからないコトを言ってボクの尻を狙ってきた。
「いやいや、いくらペッコリーナ姫でもボクのお尻は御馳走じゃないよ」
草食系男子のボクでもお尻を噛じられては堪らない。
「フッ、深夜のオカズにして上げるから。
お兄ちゃん、おとなしくしなさい!」
恐竜ロリータは妖しく瞳を輝かせボクの尻をスネーク舌で舐め回してくる。
「バッ、バカな事を言うなよ。ボクを深夜のオカズにするな!!
いろんな意味で怖いよ」
「戴きマンゴーー!!」
とんでもないコトを言って恐竜ロリータはボクの臀部にムシャぶりついてくる。
「た、助けてえェーー……!!」
慌てて、ボクは身を翻して逃げ出した。
こうして波乱に満ちたボクと恐竜ロリータの同棲生活の幕が上がった。
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