泣きっ面にミサイル

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泣きっ面にミサイル

あんな夢の後では寝る気も起こらない、少し早いけど起きてしまお… 私はフルタリョウコ、鉄鋼業の工場勤務で趣味は読書とドラマ…年齢は34歳 両親の家で同居中の独身、でも10年付き合っている彼氏がいる… ウソ、いた…。 そう…過去形。 彼とは会社の同僚で私の3歳年下、その彼に先日昼休憩に急に呼び出された。 今まで社内で彼に呼ばれた事の無かった私は、もしかするとプロポーズかもしれない!? と、浮き足立ち彼の元に小走りで近寄った。 しかし、その時彼の口から出たのはプロポーズでは無かった。 「ゴメン…別れて…欲しい」 「…え?……なんで…?」 理由を聞いた私に、彼は人と付き合うのが自分に合わないと言った。 それが嘘なのは私にはわかってた… だって理由は価値観の相違や、喧嘩、マンネリじゃ無い、本当は後輩と付き合う事になったからだ。 その子は去年入社した20代前半の笑顔の可愛い女の子…私も可愛がってた。
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