2人が本棚に入れています
本棚に追加
泣きっ面にミサイル
あんな夢の後では寝る気も起こらない、少し早いけど起きてしまお…
私はフルタリョウコ、鉄鋼業の工場勤務で趣味は読書とドラマ…年齢は34歳
両親の家で同居中の独身、でも10年付き合っている彼氏がいる…
ウソ、いた…。
そう…過去形。
彼とは会社の同僚で私の3歳年下、その彼に先日昼休憩に急に呼び出された。
今まで社内で彼に呼ばれた事の無かった私は、もしかするとプロポーズかもしれない!?
と、浮き足立ち彼の元に小走りで近寄った。
しかし、その時彼の口から出たのはプロポーズでは無かった。
「ゴメン…別れて…欲しい」
「…え?……なんで…?」
理由を聞いた私に、彼は人と付き合うのが自分に合わないと言った。
それが嘘なのは私にはわかってた…
だって理由は価値観の相違や、喧嘩、マンネリじゃ無い、本当は後輩と付き合う事になったからだ。
その子は去年入社した20代前半の笑顔の可愛い女の子…私も可愛がってた。
最初のコメントを投稿しよう!