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ふかい
夕陽が窓ガラスを突き抜け教室の中を紅く染めていた。
その教室の床には黒い髪が散らばっていた。
その上で立つカーテンを背にする乱雑に髪を切られた少女が声をあげた
「…い、嫌!…無理だよ…リサもうやめてよ…」
…いや、私が口にした。
この子は私だ。
私の叫びに対し、金髪の女子高生…リサは眉間に皺を寄せ私の手を掴み、もう片手でガラケーを私に向け怒鳴った。
「おい、早くやれって言ってんだろ!?」
怒鳴り声と共にリサは私の手を引っ張った。
目の前で色白童顔でメガネをかけた暗そうな高校生の男子が泣きながら私に謝っていた。
「ゴメン…リョウコちゃん…ゴメン…」
…ズボンと下着を降ろし下半身を露わにしたままで
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