沢田くんと_:(´ཀ`」 ∠): 

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沢田くんと_:(´ཀ`」 ∠): 

 こうして、沢田くんはチョコを全てお清めし、綺麗な体になって私のところに戻ってきた。 「ありがとうございました、佐藤さん」 「良かったね、沢田くん!」  私たちは見つめあって笑顔を交わす。  それから自然と指が繋がった。  沢田くんの家まであと少し。   【なんだかんだ言って、幸せな1日だった……。佐藤さんのおかげだな】  沢田くんの横顔はいつもクール。  だけど心の中はおしゃべりで、面白い。  これからもずっと沢田くんの隣で、この楽しいおしゃべりを聴いていたいな。 【ありがとう、佐藤さん。佐藤さんが、大好きです】 「……私も」 「えっ?」 「あ、何でもない」  つい心の声に返事をしちゃって焦っていると、ちょうど沢田くんの家に着いた。  やっと初めて二人きりになれたのに、幸せな時間はあっという間だ。 「えーと、それじゃあ……」    最後に、私のチョコを受け取ってもらいたい。  ドキドキしながらカバンからチョコを取り出そうとしたその時、沢田くんが私の手を引っ張った。 「まだ、です」  沢田くんがちょっぴり凛々しい顔で私を見つめる。 【まだ、今日は終わってない……もう少し、俺と一緒にいてください】  ズッキュウウウウウウン!!_:(´ཀ`」 ∠):   沢田くんの笑顔にはちょっとだけ免疫のある私だけど、まだこの色っぽい眼差しには免疫がついてなくてフラフラしちゃう。  そんな私を沢田くんが優しく抱き止めた。   「【どうしたの、佐藤さん⁉︎ 顔が真っ赤でフラフラしちゃってる! 大変だ、チョコを一時期でも長く持っていたバチが佐藤さんに当たってしまったのかもしれない!!。゚(゚´ω`゚)゚。看病せねば!】……家の中にどうぞ」 「うん……♡」  どうやら、私たちにとってのハッピーなバレンタインはまだまだ続きそうです……。  それでは皆様も、どうか素敵なバレンタインを!_( _*´ω`*)_ペショ (終)   
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